【旅録】#2 ヒッチハイク日本縦断 「シャボン玉と少しの嘘」

Hola! 伊藤輝(Akira Ito)です。

 

ヒッチハイク&バスキング世界一周旅の前日譚、

日本縦断旅の記録です。

今回は、日本縦断旅録Part 2です。

前回記事(Part1) では、準備とか、最初の始まりの部分でした。

 

高速道路インターチェンジのところまで約10㎞。

20㎏を超えるバックパックを背負って

2時間かけて歩いて行くところ、、の続きです。

 

 

「シャボン玉と少しの嘘」

 

「まずは高速に乗って、今日中に博多へ行こう!」

と、佐賀大和ICを最初の目的地に設定した僕は、歩き始めました。

 

10月上旬まで続いた残暑も終わって、涼しくなる頃とは言っても

まだまだ日中は暑かったなぁ、、

 

不快な汗を背負って歩くこと2時間。

 

ようやくICの入り口までたどり着き、

 

恥ずかしさと格闘しながらも、

ICへ向かう車に向かって親指を立て、

 

本格的にヒッチハイク開始。

 

目的地は最寄りのサービスエリア。

 

開始して5分が経ち、10分が経ち、

「あれ?俺ダサい?キモいことしてない?」

 

羞恥心が僕の心を折りかけた直後。

 

「ヒッチハイク?そこぎ捕まらんよ。

すぐ近くばってん、乗って行くね?」

 

100mほど先にあるコンビニの駐車場から、

サザエさんの三河屋さんのようにTシャツに酒屋の前掛けをした男性が

 

おどおどしていた僕に声をかけてくれたんです。

 

 

 

コンビニの駐車場に停めてあった軽トラの荷台に

自分のバックパックを置き、助手席へ。

 

記念すべき1発目のヒッチハイク成功!!

 

 

 

聞くと、三河屋さんが現在の奥さんと恋人として付き合っていた頃に

二人で佐賀から広島までヒッチハイク旅をしたことがあったそうで、

おどおどしながらヒッチハイクしていた僕を放って置けなかったそう。

 

 

経験者は察したんですね。地面すれすれを飛ぶ

割れる寸前のシャボン玉のような僕の羞恥心を。w

 

 

 

乗車して約15分。

僕は山間にある「熊の川温泉 ちどりの湯」の入り口に立っていました。

 

三河屋さんと僕は佐賀大和ICを横目に川上峡の方へ行き、

大きな赤い橋を越えた更に先にある温泉施設で降ろされt..降ろしてもらったんです。

 

 

「どこ行くの?」

「福岡へ行きたいんですよ。」

「そっか。この時間だともう着くのは夜かもね。」

「ですよね、出発が遅かったんですよね〜」

 

会話のキャッチボール3球目ほどでしっかりIC入り口を

通り過ぎ、そのまま山の中へ入っていったわけです。w

 

 

 

「いや!すいません!僕高速乗りたいんです!」なんて言えずに。

 

 

記念すべき1発目の良心を

キャッチボール3球で打ち切る強靭なメンタルなど持ち合わせていないんです。

 

高速道路もすっかり見えなくなってしまったんですが

山を下りてやはりICを目指すことに。

 

 

川沿いを歩いていると腰が曲がったおばあちゃんに遭遇。

「どこ行きたかとね?」

「福岡へ行きたいんです」

「福岡ない、そこの道より向こうの263号線に出た方が車の走っとるよ」

「ありがとうございます」

「気をつけてね」

 

263号線へ出ると確かに車は走っていたが、

山の中なので道が狭く、ヒッチハイクしにくい。

 

親指だけ後方車へ向けて立てて歩きながらヒッチハイクすることにしました。

 

 

 

「こんな狭い道で、危ないな」と言わんばかりに

僕を通り過ぎてから、車のライトが点灯していく中、

黒のワゴンが200m先に停まっていました。

 

2,3分歩いて、その車に追いつき、追い抜こうとした瞬間、運転席の窓が開いて

 

「福岡?乗っけちゃろうか?」

「え? あ、はい。いいんですか?」

「よかよ。ちょっと待ってね。荷物ば後ろにやるけん。」

 

 

二回目のヒッチハイク成功。

 

今度は間違いなく、「山間の温泉」ではなく、

行き先は「福岡」だと事前にわかったので少し安心したものです。

 

「お名前伺ってもいいですか?」

「俺はね、”てっぺい”っていうよ」

「あ、僕のおじいちゃんと同じ名前ですね。」

「今日でヒッチハイク何日目?」

「四日目です。鹿児島から来たんですけど。」

「へぇ。ジョーブログみたいに海外とか行くの?」

「じょうブログ、、はわかりませんが、日本縦断が終わったら世界一周します。」

「ヘェ〜すごいね!やっぱり彼みたいだね。youtubeで有名だから、検索してみてよ。

海外で一文無しで旅したりしてて面白いよ。」

 

なんて話しながら。

 

 

ものすごい一瞬で嘘をついた。

四日目ではなく初日だし、

つい先日、甥っ子の水球の大会の遠征に着いて行って

鹿児島へいったのは事実だけども、

何週間も前だし、何よりヒッチハイクではない。

 

恥ずかしかったんです。

 

初日で始めたばかりだった自分をさらけ出すのが。

よくもまぁあんなにサラサラと嘘が並べられたものだ。

 

 

博多駅に着いててっぺいさんと別れた頃には、もう19時を回っていました。

 

「名前は聞けたけど、写真撮り忘れたな。

あとしょうもない嘘ついちゃったな。次は気をつけよ。」

なんて独り言を吐きながら、

博多に詳しい友人に連絡して、路上ライブの場所を探しに歩き出すのでした。

 

 

 

今回はここまでかな。

 

 

まぁでも、初日の初ヒッチハイクは

そんな感じでした。はっきり覚えてるもんですね。

恥ずかしくて嘘ついちゃったりね。w

 

 

長くなるので割愛しましたけど

他にもいろんな話ししました。

三河屋さんは今の奥さんとはオーストラリアで出会った話とか

てっぺいさんは仲間とバイクで九州を一周したいんだけど

なかなか動き出せないんだよね〜とか。

 

 

名刺とか作って渡しておけばまだ今でも繋がっていて、

「帰ってきました!」って報告できたりしたんだろうな。とか

ちょっと思ってたり。

 

伊藤輝(Akira Ito)

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